植え時

小松菜のプランター栽培|秋まきは何日で採れる?いつまでまける?

公開 2026.10.05菜園びより 編集部

小松菜は9月まきなら1か月余りで採れ、遅いほど延びます。覆いなしなら中間地・暖地は10月20日ごろまでにまきます。

小松菜は1か月ほどで採れると紹介されがちです。タキイ種苗の9月まきの生育図では、たしかに35日ほどで収穫期に入ります。ただし寒くなるほど日数は延び、タキイは低温期の生育日数を70日以上としています。またタキイは、発芽直後から13℃以下の低温に一定期間あうと花芽ができ、晩秋からは保温しないと大きくなる前にとう立ちするとしています。押さえたいのは3つです。①中間地・暖地は10月20日ごろまでにまく(それより遅いなら、トンネルか不織布のべたがけで保温) ②まいたらすぐ防虫ネットをかける ③間引きを遅らせず、最後は株間4〜6cmにする。

結論|秋の小松菜は「日数」と「まく期限」で決まる

ポイント

小松菜は浅いプランターで育ち、発芽できる温度の幅も広い、初心者向きの葉物です。秋につまずくのは、まく時期で収穫までの日数が大きく変わることと、まくのが遅れて寒さでとう立ちすることの2つです。

「小松菜 プランター」で上位に出てくる記事を10本開いて確認したところ、種苗メーカーの資料を出典に挙げた記事はありませんでした。種まきの時期は、11月までとする記事と10月下旬までとする記事に分かれていました。低温で花芽ができてとう立ちする仕組みに触れた記事は2本で、どちらも出典はありませんでした。収穫までの日数も、20日ほどから100日まで記事によってばらばらです。この記事では、タキイ種苗・サカタのタネ・トーホクの3社の栽培資料をもとに整理します。

表1|プランターで育てるときの早見表(数値は種苗メーカーの資料から)
項目目安出典
まく時期(秋)中間地・暖地は8月下旬から。覆いなしは10月20日ごろまで(作型表で22日ごろまきは無被覆、27日ごろまきは11月から被覆)。冷涼地は9月上旬までタキイ 菜園向け栽培カレンダー/作型表(PDF)
秋まきの最適期9月中旬〜10月上旬(地域の指定なし)トーホク
発芽適温20〜25℃なら2〜3日。低温ではその2〜3倍かかるタキイ
収穫までの日数9月まきなら1か月余り(35日ほどで草丈20〜25cmの収穫期)。遅くまくほど延び、低温期は70日以上タキイ(サカタは秋まき50〜80日)
プランター長さ60cm×幅20cm×深さ15cm以上。条間10〜15cmで2条まきタキイネット通販
最終的な株間4〜6cm(資料により4〜5cm・5〜6cm・5cm)タキイ/サカタ/トーホク
防虫ネットまいたらすぐ、すき間なくかけるタキイ
収穫草丈20〜30cm(資料により幅がある)タキイ/サカタ/トーホク

何日で採れるか|9月まきは1か月余り。遅いほど延びる

ポイント

小松菜の生育適温は15〜25℃です。9月にまけば1か月余りで収穫期に入りますが、秋は日を追うごとに気温が下がるので、遅くまくほど日数が延び、低温期には2か月を超えます。

収穫までの日数は、3社とも時期によって大きく変わると書いています。資料ごとに区切り方が違うので、そのまま並べます。

表2|収穫までの日数(資料ごとの区切り方のまま)
資料時期の区切り収穫までの日数
タキイ 栽培マニュアル(9月まきの生育図)9月まき35日で本葉7〜10枚・草丈20〜25cmの収穫期
タキイ 栽培マニュアル(作型表・中間地/暖地)9月上旬まき/10月下旬まき10月上旬に収穫(約1か月)/12月中〜下旬に収穫(約55〜65日)(図の目盛りから本記事が読んだ概算)
タキイ 栽培マニュアル(本文)高温期/低温期高温期20〜25日/低温期70日以上
サカタ 園芸通信春まき/秋まき(何月まきかの指定なし)春まき30〜40日/秋まき50〜80日
トーホク夏の高温期/冬の低温期夏20日前後/冬90日足らず

「秋まき」とひとまとめにすると、数字が合わなくなります。タキイの9月まきの図では、35日で本葉7〜10枚・草丈20〜25cmの収穫期になります。同じマニュアルの作型表(中間地・暖地)でも、9月上旬にまいた分は10月上旬に収穫しています。一方、10月下旬にまいた分の収穫は12月中〜下旬で、2か月前後(図の目盛りから読んで約55〜65日)かかっています。サカタの秋まき50〜80日(何月まきかの指定なし)も、この幅に重なります。つまり9月にまくなら1か月余り、10月下旬にまくなら2か月前後を見込んでください。10月上旬〜中旬にまいた場合はその間になりますが、本記事で確認した資料には直接の日数はありませんでした。

1か月ほどで収穫という紹介は、9月までにまいた場合なら当たっています。10月にまいた小松菜が1か月たっても小さいのは、それだけでは失敗ではありません。逆に9月にまいたのに2か月待つつもりでいると、採り遅れます。タキイは、草丈が30cm以上になると繊維質が強くなりすぎて味が落ちるとしています。

寒い時期に育つことには利点もあります。タキイは、低温期の株は高温期の1.5〜2倍近い重さになり、収穫に適した期間も高温期の2〜3日に対して10日以上と長くなるとしています。寒い時期に育つ株ほど、とり遅れて葉が硬くなる失敗が起きにくくなります(10月後半以降にまいた株ほどこの性質に近づく、というのは本記事の当てはめです)。待つあいだも、サカタが書くとおり間引いた株のように小さくても食べられるので、間引き菜から順に食卓に出せます。

いつまでまけるか|覆いなしは10月20日ごろまで。それより遅いなら保温を

ポイント

小松菜は寒さで枯れることはほとんどありませんが、寒さにあうと花芽ができ、大きくなる前にとう立ちすることがあります。覆いなしでまくなら、中間地・暖地は10月20日ごろまでに済ませてください(タキイの作型表の読み。22日ごろまきは覆いなし、27日ごろまきには11月から覆いがついています)。

タキイの栽培マニュアルによれば、小松菜は「耐寒性は強く、0℃前後になっても枯死することはありません」。困るのは枯れることではなく、とう立ちです。同じマニュアルは、小松菜は「発芽直後からの13℃以下の低温にある一定期間程度遭遇すると花芽ができてきます」とし、晩秋からの低温期はトンネルなどで保温しないと、大きくなる前に早くとう立ちするおそれがあると書いています。

では、どこまで保温すればよいのか。タキイは「本葉4枚くらいまでは、5℃以上を目安に管理するようにしましょう。」としています。サカタの園芸通信(監修:農学博士 菅野紹雄)も「長期間低温にあうと花芽ができやすくなるので、トウ立ちが遅い品種を選びましょう。」としています。

この性質は、タキイの菜園向け栽培カレンダーにそのまま表れています。中間地・暖地の種まきは8月下旬から12月まで続きますが、11〜12月のまき時は「ハウスまたはトンネル」の範囲に入っています。トーホクの栽培資料も、秋まきは「9月中旬〜10月上旬のタネまきが最適です。」とし、ビニールトンネルや不織布のべたがけをすれば秋の遅まきでも冬に収穫できるとしています。

表3|まく時期ごとの注意(中間地・暖地。時期の区切りはタキイの菜園向けカレンダー・PDFの作型表とトーホクの資料から。「どうするか」の列は本記事の判断)
まく時期どうなるかどうするか
8月下旬〜9月上旬まける(タキイのカレンダー)。まだ暑く、虫も多い時期まいた日に防虫ネットをかける。発芽までは乾かさない
9月中旬〜10月上旬トーホクが最適とする時期(地域の指定なし)そのまままく。まいた日に防虫ネットをかける
10月中旬〜20日ごろまける。作型表では22日ごろまきでも覆わずに12月中〜下旬に収穫(20日ごろは、それより少し早めに置いた本記事の目安)2か月前後を見込む。慎重にいくなら、本葉4枚までに最低気温13℃を下回る日が続いたら不織布をかける
10月20日すぎ〜末作型表では22日ごろまきは覆いなし、27日ごろまきは11月からハウスまたはトンネルで覆って1月に収穫。境目の正確な日付は図からは分からない保温する(11月に入ったらトンネルか不織布のべたがけ)
11月以降タキイのカレンダーではハウスまたはトンネルが前提トンネルか不織布のべたがけで保温する(とう立ちが遅い品種を選ぶとなお安心)。どちらも用意できないなら春まきに回す

マニュアルPDFの作型表(中間地・暖地)は、もう少し細かく分かれています。11〜12月に「ハウスまたはトンネル被覆」がつくのは10月末(27日ごろ)にまいて1月に採る作型で、それより数日早い10月22日ごろまきは、覆わずに12月中〜下旬に収穫しています(日付は図の目盛りから本記事が読んだもの)。つまり、覆いなしで育てられる境目は10月下旬の中にあります。Webのカレンダーの保温の帯(11〜12月)は、この時期に育っている株を覆う期間を示したもので、作型表を見ると10月末にまいた株もこの期間に入ります。

覆う道具は、トンネルか不織布のべたがけです。タキイは晩秋からの低温期について「トンネルやべたがけ資材などで保温しないと」大きくなる前に早くとう立ちするおそれがあるとし、トーホクも、ビニールトンネルや不織布のべたがけで秋の遅まきでも冬に収穫できるとしています。作型表の凡例は「ハウスまたはトンネル被覆」ですが、べたがけで足りないとは書かれていません。タキイは、まいた後のべたがけを季節を問わずすすめてもいます。当サイトのプランター野菜の冬の防寒対策は、安全側の判断として、最低気温が13℃を下回る日が続いたら本葉4枚までの株から不織布をかけることを目安にしています。

なお、ほうれん草は街灯などの夜間照明でとう立ちすることがあり、部屋の明かりにも注意したほうがよいと考えられます(ほうれん草のプランター栽培)。小松菜について、タキイは、花芽ができるきっかけは低温で、「日長にはあまり関係なく」としています。小松菜で先に気にするのは、夜の明かりより寒さです。地域ごとの締め切りの出し方は秋植え野菜のプランター栽培にまとめています。

❌種まきは11月までできると見て、10月末や11月に何も覆わずにまく

⭕10月20日ごろより遅くまくなら、トンネルか不織布のべたがけで保温する。どちらも用意できないなら、春まきに回す

❌10月にまいて1か月たっても小さいので、失敗したと思って抜いてしまう

⭕10月まきは寒さで日数が延びる。間引き菜を食べながら待つ

❌9月にまいたのに、秋まきは2か月かかると思って待ちすぎる

⭕9月まきは1か月余りで収穫期。草丈20cmを超えたら採りはじめる(タキイの目安は20〜25cm)

プランターと土|深さ15cmあれば足りる。土は野菜用の培養土で

ポイント

小松菜は、タキイネット通販の目安で深さ15cm以上の標準的なプランターで育ちます。土は、肥料と酸度が調整された市販の野菜用培養土を使うのが確実です。

タキイネット通販は、長さ60cm×幅20cm×深さ15cm以上のプランターをカブ・ホウレンソウ・コマツナの目安にしています。まき方は「条間10~15㎝で2条まき」です。つまり、60〜65cmの標準的なプランターに2列まくのが基本形です。容器の深さと実際に入る土の量の関係はプランターのサイズの選び方を参照してください。

土は、トーホクが「プランターで栽培するときは市販の培養土を使うと失敗がないでしょう。」としています。サカタは土壌酸度を弱酸性〜中性としています。古い土を使う場合は、酸度と肥料の残り具合を整えてから使ってください(古い土の再生方法)。

肥料は、元肥が入った培養土なら、まく前に足す必要はありません。追肥は資料によって扱いが違います。タキイは「肥料は元肥のみが基本」とし、不足するときは本葉2〜3枚のころに速効性の液肥を与えるとしています。トーホクは追肥不要、サカタは2回目の間引きの後に追肥し、生育の早い夏まきは不要としています。葉の色が薄いときに、本葉2〜3枚から生育の中盤までに追肥する、と考えれば十分です(時期はタキイの図の「葉色がうすい場合は、本葉2〜3枚時に液肥」から。まとめ方は本記事)。生育後半に肥料を足すのは避けます(タキイが追肥を本葉2〜3枚期に限っていることからの、本記事の判断)。量は肥料の袋の表示に従い、プランターでの考え方は化成肥料8-8-8の使い方にまとめています。

種まきと間引き|間引きは遅らせず、最後は株間4〜6cmに

ポイント

タキイは、小松菜は本葉2〜3枚のころの生育の良し悪しで栽培の8割が決まるとしています。間引きが遅れると光が足りずにひょろひょろ伸びるので、遅らせずに最終的な株間にします。

  1. 1まき溝をつくる:深さ1cmほどの溝を、2列つくります(タキイ・サカタ。列の間はタキイネット通販で10〜15cm)。
  2. 2種をまく:1cm間隔くらいにまき、土をかけて手で押さえます。サカタは覆土を5mm程度としています。タキイは、土の水分が逃げないようによく押さえるとしています。
  3. 3水をやる:種が流れないよう、はす口をつけたジョウロで静かに与えます(トーホク)。発芽までは土を乾かさないようにします(タキイ)。
  4. 4防虫ネットをかける:まいたらすぐにかけます(次の章)。
  5. 51回目の間引き:子葉が開いたころ、混み合ったところを抜いて株間2cm程度にします(タキイ。サカタは本葉1〜2枚で3〜4cm)。
  6. 6最後の間引き:本葉2〜3枚(タキイ)〜4枚(トーホク)までに、最終的な株間にします(下の表4)。早いほうがよい理由は、すぐ下のタキイの説明のとおりです。
表4|最終的な株間は、資料によって少し違う
資料最終的な株間時期
タキイ 栽培マニュアル4〜5cm程度本葉2〜3枚
サカタ 園芸通信5〜6cm本葉3〜4枚
トーホク5cm程度本葉4枚まで

タキイは、本葉2〜3枚のころまでに収穫までに出る葉ができあがるため、「この時期の生育の良し悪しで、栽培の8割が決定されます。」としています。間引きが遅れると光が足りずに軟弱に伸び、株間を広げるほど大株になって品質もよくなるとしています。プランターでは4〜6cmの範囲で、葉と葉が触れ合ってきたら抜く、と考えれば十分です。残す株の根を傷めないよう、ハサミで根元を切って間引く方法もあります(サカタ・トーホク)。

水やりについて、タキイの栽培マニュアル(畑での栽培が前提)は、原則として水やりは本葉3〜4枚(草丈約10cm)までとし、生育後半は乾き気味に保つとしています。多湿だと軟弱に伸びて病気も出やすくなるためです。プランターは畑より乾きやすいので、後半は土の表面が乾いてから与えるくらいに控えるのが、この原則のプランターへの当てはめ方です(本記事の判断)。

防虫ネット|秋でも、まいたらすぐにかける

ポイント

小松菜はアブラナ科で、芽が出た直後から虫の被害を受けます。ネットは、虫が来てからではなく種をまいたその日に、すき間なくかけます。

タキイの栽培マニュアルは「生育初期より害虫の被害が大きいので、防虫ネットなど利用するようにしましょう。」としています。防虫ネットの使い方の項では「植え付け、タネまきしたら、すぐにネットをかけるのがコツ。」「隙間があると、害虫が侵入しやすくなります。」と書いています。ネットは通気性と透水性がよいので上から水やりができ、収穫までほとんど張ったままで大丈夫だとしています。ただし、プランターでは葉がネットの天井に届くほど育ったら、触れた部分から食べられるので外す目安になります(ベランダ菜園の虫対策)。ネットを上げるのは、芽が出たあとの間引きや追肥のときです(タキイ)。ただし、わずかに入った虫がネットの中で増えることもあるので、張ったままでもときどき葉の裏まで見回ってください(ベランダ菜園の虫対策)。

秋は虫が少ない、と書く記事もあります。サカタは、ヨトウムシ・アオムシ・コナガなどの害虫が多くなるのは夏場としています。ただし、秋植え野菜のプランター栽培で紹介したとおり、ヨトウガの幼虫やコナガのように秋にも増える虫がいます(茨城県病害虫防除所・島根県の病害虫データベース)。また、本記事で確認した3社の資料に、秋なら虫がつかないという記述はありませんでした。タキイの「生育初期より害虫の被害が大きい」は時期を限らない注意で、タキイネット通販も防虫ネットを「プランター菜園には欠かせないアイテム。」としています。どの虫がネットで防げて、どの虫が通り抜けるのかは、農研機構がプランターの小松菜で行った試験をもとにベランダ菜園の虫対策にまとめています。

❌ネットを葉の上に直接かぶせる

⭕支柱で浮かせて、葉がネットに触れないようにする(タキイの手順は支柱を立てたトンネル。葉が触れると虫の侵入が増える点はベランダ菜園の虫対策)

❌葉に穴が開いてから、あわててネットをかける

⭕種をまいた日にかける(タキイ「植え付け、タネまきしたら、すぐにネットをかけるのがコツ。」)

❌ネットのすそをプランターの縁に軽くのせておくだけ

⭕すそを洗濯ばさみやひもで留めて、すき間をなくす(タキイ「隙間があると、害虫が侵入しやすくなります。」。洗濯ばさみで留める方法は、タキイの家庭菜園向けのページにもあります→ベランダ菜園の虫対策)

病気では、葉の裏に白い小さな斑点ができる白さび病が、タキイによれば秋口や春先、雨の多い年に多く出ます。サカタは、白さび病と炭そ病は雨よけ栽培でかなり防げるとしています。ベランダの軒下は雨が当たりにくい分、この点では有利です(本記事の当てはめ)。葉の穴が虫か病気かの見分け方は野菜の葉に穴が開く原因を参照してください。

収穫|草丈20〜30cmで。とり遅れたら春に菜花も

ポイント

草丈20〜30cmが収穫の目安です。一度にたくさんまかず、時期をずらしてまくと長く食べられます。

表5|収穫の目安(資料ごと)
資料草丈採り方
タキイ 栽培マニュアル20〜25cm程度(30cm以上になると繊維が強くなり、味が落ちる)根も一緒に抜き取る
サカタ 園芸通信25〜30cm株元を持って引き抜き、根の際を包丁やハサミで切る
トーホク20〜30cm初心者は株元を包丁やハサミで切り取るのがよい(葉が折れたり傷ついたりするため)

タキイは、必要な量だけを時期をずらしてまく「段まき」を、トーホクも何回かに分けてまくことをすすめています。プランターを2つに分けて、まく日を2〜3週間ずらすと、収穫が途切れにくくなります(ずらす間隔は本記事の目安です)。ただし表3のとおり、ずらした2回目が10月20日ごろより遅くなるなら保温が必要になります。

とり遅れて大きくなりすぎた株は、捨てる必要はありません。トーホクは、秋にまいてとり遅れた小松菜はそのまま春まで置いておけば、彼岸を過ぎて暖かくなるとつぼみが上がり、菜花として収穫できるとしています。花が咲く少し前のつぼみを、茎と一緒に摘み取ります。

よくある質問

11月にまいても間に合いますか?▾

保温すれば育ちます。タキイの菜園向け栽培カレンダーでは、中間地・暖地の11〜12月のまき時はハウスまたはトンネルの範囲に入っています(同じマニュアルの作型表では、10月末にまく作型から11月の覆いがついています)。保温せずにまくと、寒さで花芽ができて大きくなる前にとう立ちするおそれがあります(タキイは本葉4枚くらいまで5℃以上を目安としています)。トンネルか不織布のべたがけで保温してください。どちらも用意できないなら、春まきに回すのが確実です。

10月にまいて、1か月たっても小さいままです。失敗ですか?▾

失敗とは限りません。タキイの作型表では、10月下旬にまいた分の収穫は12月中〜下旬で、2か月前後かかっています。低温期の生育日数は70日以上(タキイ)、秋まきは50〜80日(サカタ)です。9月まきなら1か月余りで収穫期に入りますが、10月まきは寒さで日数が延びます。葉の色が薄いなら追肥を、混み合っているなら間引きを確認して、間引き菜を食べながら待ってください。

ほうれん草のように、夜の明かりに気をつけたほうがいいですか?▾

小松菜で先に気をつけたいのは寒さです。タキイは、小松菜の花芽は13℃以下の低温に一定期間あうとできるもので「日長にはあまり関係なく」としています。ほうれん草は日が長くなるととう立ちする性質があり、街灯などの夜間照明に注意が必要です(部屋の明かりへの当てはめは、ほうれん草の記事の判断)(→ほうれん草のプランター栽培)。

防虫ネットの網目はどれを選べばいいですか?▾

当サイトのベランダ菜園の虫対策では、最初の1枚に1mmか0.6mmをすすめています。農研機構がプランターの小松菜で行った試験では、0.6mmのネットでモンシロチョウなどは侵入を防げた一方、アブラムシ類やコナガの幼虫は一部が、ヨトウ類の幼虫は10%以上が通り抜け、アザミウマ類とハダニ類には侵入を防ぐ効果がありませんでした。どの虫が防げるかは同じ記事の表にまとめています。

参考・出典

病害虫の防除に農薬を使う場合は、その作物への登録がある薬剤を、ラベルに記載された希釈倍数・使用時期・使用回数の範囲で使ってください。 栽培環境(地域・天候・品種・容器の大きさ)によって症状の出方は変わります。判断に迷う場合は、お住まいの都道府県の病害虫防除所や普及指導センターにご相談ください。

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