台風のプランター対策|予報の風速で決める、前日までにやること
台風のプランター対策は「やるかどうか」ではなく、予報の平均風速がいくつかで決めます。
目安になるのは気象庁の風の階級表です。平均風速15m/s以上は「強い風」で、風に向かって歩けなくなり、看板やトタン板が外れ始めます。20m/sを超えると「非常に強い風」になり、飛来物によって負傷するおそれが出てきます。台風の強風域は風速15m/s以上、暴風域は25m/s以上と定義されているので、予報でこの数字を見たらプランターは動かす前提で考えてください。作業は前日の明るいうちに終えるのが鉄則で、当日にベランダへ出るのは避けます。
まず結論|予報の平均風速で、対策のレベルを決める
15m/sが分かれ目です。ここを超える予報なら「移動」を検討し、20m/sを超えるなら動かせるものはすべて室内へ。25m/s以上(暴風域)は、ベランダに何も置かない前提で考えます。
台風対策の記事はたくさんありますが、そのほとんどが「台風が来たら○○しましょう」という書き方をしています。ただ、実際には同じ「台風」でも被害の大きさはまったく違います。かすめただけの台風と、暴風域に入る台風とで、やるべきことが同じはずがありません。
判断の基準になるのが、天気予報で出てくる風速の数字です。気象庁は「風の強さと吹き方」という階級表を公開していて、風速ごとに何が起きるかが具体的に書かれています。次の表は、その階級表(左2列)に、プランター栽培でやるべきことを対応させたものです。
| 予報の平均風速 | 気象庁の階級と、そのとき起きること | プランターでの判断 |
|---|---|---|
| 10〜15m/s未満 | やや強い風。風に向かって歩きにくくなる。傘がさせない。樹木全体が揺れ始める | 支柱と結束を点検する。ジョウロ・スコップなど飛ぶ小物を片付ける |
| 15〜20m/s未満 | 強い風。風に向かって歩けなくなり、転倒する人も出る。看板やトタン板が外れ始める | ここが分かれ目。台風の強風域は15m/s以上。移動を検討し始める |
| 20〜25m/s未満 | 非常に強い風。何かにつかまっていないと立っていられない。飛来物によって負傷するおそれがある。細い木の幹が折れたり、根の張っていない木が倒れ始める。ビニールハウスのフィルムが広範囲に破れる | 動かせるものはすべて室内へ。動かせないものは固定する |
| 25〜30m/s未満 | 非常に強い風。看板が落下・飛散する。道路標識が傾く | 暴風域(25m/s以上)。ベランダには何も置かない前提で片付ける |
| 30m/s以上 | 猛烈な風。屋外での行動は極めて危険。走行中のトラックが横転する。35m/s以上では多くの樹木が倒れ、電柱や街灯で倒れるものがある | この段階でベランダに出ない。片付けと収穫は風が強まる前に終わらせておく。株を守りきれない前提で、安全だけを優先する |
なぜ風速で決めるのか|ベランダの風は予報より強いことがある
気象庁自身が「風速は地形や周りの建物などに影響されるので、その場所での風速は近くにある観測所の値と大きく異なることがある」と注記しています。マンションの高層階やビル風の通り道では、予報より強い風が吹きます。
天気予報で出る風速は、あくまで観測所で測った値です。自分のベランダで同じ風が吹くとは限りません。気象庁は階級表の注意書きで、この点をはっきり書いています。地形や建物の影響で、同じ地域でも場所によって風速は大きく変わるのです。
ベランダ菜園にとって、これは無視できない話です。とくに問題になるのが次の3つの条件で、どれかに当てはまるなら、予報の数字より1段階厳しく見積もってください。
- 高層階である。 上に行くほど地表の摩擦がなくなり、風は強くなります。低層階と同じ感覚で判断しないでください。
- 建物と建物の間にある。 狭い場所を風が通ると加速します(いわゆるビル風)。普段から風が抜けやすいと感じているなら、その感覚は正しい。
- 手すりが格子状・柵状である。 風がそのまま吹き抜けます。逆にコンクリートの壁なら、ある程度は遮ってくれます。
もうひとつ知っておきたいのが、台風そのものの階級です。気象庁は台風の「大きさ」を強風域(風速15m/s以上の範囲)の半径で、「強さ」を最大風速で区分しています。ニュースで「大型で強い台風」と言われたときの「大型」は風の強さではなく範囲の広さを指します。範囲が広いほど、強い風が吹き続ける時間が長くなるということです。短時間で通り過ぎるのか、半日以上吹き続けるのかで、備え方も変わってきます。
いつ何をするか|3日前から通過後までの時系列
作業は前日の明るいうちに終えるのが鉄則です。ただし判断するのは日付ではなく、そのときの風速です。気象庁は平均風速15〜20m/sの「強い風」で「高所での作業はきわめて危険」としています。ベランダは高所です。前日でもこの風速に達していれば、作業はやめてください。
台風は地震と違って、数日前から進路の予報が出ます。つまり逆算できる災害です。にもかかわらず前日の夜に慌てて作業することになりがちなのは、いつ何をやるかを決めていないからです。次の表のとおりに動けば、暗い中でベランダに出る必要はなくなります。
| タイミング | やること | なぜそのタイミングか |
|---|---|---|
| 3日前ごろ | 進路予報と予想風速を確認する。足りない資材(防風ネット、麻ひも、土のう袋)を買う | 接近直前はホームセンターで資材が売り切れる。買い物は早いほど確実 |
| 前々日 | 収穫できるものは収穫しておく。支柱・結束の点検と補強。伸びすぎた枝やグリーンカーテンを整理する | 農水省も「収穫可能な果実や切り花などは早めに収穫」「支柱等の点検・補強」を事前対策に挙げている。実がついたまま倒れると株ごと傷む |
| 前日(明るいうち) | プランターの移動・固定。小物の取り込み。排水溝の掃除。受け皿の水を捨てる | ここが本番。暗くなってからの高所作業は危険。農水省も事前対策に「排水溝のゴミの除去」「周辺から飛来が予想されるものを片付ける」を挙げている |
| 当日 | ベランダに出ない。窓を閉める。カーテンを閉めておく | 20m/sを超えると飛来物で負傷するおそれがある。ガラスが割れたときの被害も抑えられる |
| 通過後 | 倒れた株の立て起こし。折れた葉や枝の除去。海沿いなら真水で洗い流す。排水溝の再確認 | 農水省の事後対策に沿う。詳しくは通過後の章で |
プランターの守り方|「移動」が最強で、次が「低くする」
対策には効果の順番があります。移動 > 低くする > 固定する > 風よけをつくる。プランター栽培の最大の強みは、畑と違って動かせることです。
畑の台風対策は「動かせない」という前提から始まるので、支柱の補強や防風ネットが主役になります。プランターはそこが根本的に違います。動かせるなら、動かすのがいちばん確実で、それ以上の対策はありません。凝った固定方法を考える前に、まず移動できないかを検討してください。
| 対策 | 効果 | 限界・注意点 |
|---|---|---|
| ① 室内・玄関に入れる | 最も確実。風の影響をゼロにできる | 土や虫を室内に持ち込む。新聞紙やレジャーシートを敷いて対応する |
| ② 風下・壁際に寄せて低くする | 室内に入らない大きさでも有効。倒れる高さそのものを下げられる | 背の高い株は支柱ごと倒れる。思い切って寝かせる判断も有効 |
| ③ 固める・重しをつける | 軽いプランターの飛散を防げる。複数を隙間なく並べると支え合う | 重くしても、株が風を受ける面積は変わらない。折れる被害は防げない |
| ④ 防風ネット・すだれで囲う | 風を受け流して勢いを弱められる | 面で受けると、逆にそれ自体が飛ぶ。しっかり固定できないならやらないほうが安全 |
④について補足します。防風ネットや寒冷紗は有効な資材ですが、中途半端に張ると帆のように風を受けて、資材ごと吹き飛びます。飛んだ資材が近隣の窓を割れば、被害はプランターの比ではありません。固定に自信がないなら、張らずに移動を優先してください。資材そのものの選び方は道具・資材の選び方にまとめています。
背の高い野菜(トマト、きゅうり、ナスなど)は、支柱と株の両方を見ます。農林水産省も事前対策として「茎や枝を支柱やネット、誘引線にしっかりと固定するとともに、支柱等の点検・補強を行いましょう」としています。支柱が立っていても株が支柱に固定されていなければ意味がないので、結束が緩んでいないかを確認してください。なお、そもそもプランターは支柱が無事でも容器ごと倒れます。倒れにくい立て方は支柱の選び方にまとめました。
ベランダ・集合住宅で特に注意する3つのこと
ベランダ菜園の台風被害は、自分の野菜が傷むことより、他人に迷惑をかけることのほうが深刻です。排水溝の詰まり、飛散、避難経路の3つを押さえてください。
―① 排水溝の詰まり(階下への浸水)
見落とされがちですが、いちばん実害が出やすいのがこれです。プランターから流れ出た土や、落ちた葉が排水口に溜まると、豪雨のときに水が流れずベランダに溜まります。溜まった水は掃き出し窓から室内に入り、さらに階下へ漏れることもあります。農林水産省も事前対策に「排水溝のゴミの除去や再整備を行いましょう」を挙げています(これは露地の畑・ほ場を想定した指針ですが、詰まれば水があふれるという理屈はベランダでも同じです)。前日に排水口のゴミを取り除く、これだけで防げます。
―② 飛散(近隣への被害)
気象庁の階級表では、平均風速20〜25m/sで「飛来物によって負傷するおそれがある」、25〜30m/sで「看板が落下・飛散する」とされています。小さな鉢や支柱、ラベル、ジョウロは簡単に飛びます。飛んだものが窓ガラスを割ったり、通行人に当たれば、こちらの責任になります。「これは飛ばないだろう」と思ったものほど飛ぶと考えて、迷ったら取り込んでください。
―③ 避難経路をふさがない
集合住宅のベランダは、多くの場合そのまま避難経路を兼ねています。隣戸との仕切り板(蹴破り戸)の前や、避難ハッチの上にプランターを寄せてしまうと、いざというときに逃げられません。台風対策で「一箇所に固める」とき、置き場所がここになっていないか必ず確認してください。ベランダの条件そのものを見直したい場合は環境別の育て方も参考になります。
忘れられがちな「雨」のほう|プランターは水没しない代わりに詰まる
台風対策の話は風に偏りがちですが、プランター栽培で実害が出やすいのはむしろ雨です。畑と違って水没はしませんが、排水が詰まると土が流れ出し、根も傷みます。
気象庁は雨についても「雨の強さと降り方」という階級表を公開しています。1時間雨量20mm以上で「強い雨(どしゃ降り)」、30mm以上で「激しい雨(バケツをひっくり返したように降る)」、50mm以上は「非常に激しい雨(滝のように降る)」、80mm以上は「猛烈な雨」です。台風のときはこの水準の雨が数時間続くことがあり、プランターの排水穴の処理能力を簡単に超えます。
| 1時間雨量 | 気象庁の階級と、人の受けるイメージ | プランターで起きること |
|---|---|---|
| 10〜20mm未満 | やや強い雨。ザーザーと降る。地面一面に水たまりができる | 通常は問題なし。水やりは不要になる |
| 20〜30mm未満 | 強い雨。どしゃ降り。傘をさしていてもぬれる | 受け皿に水が溜まり始める。土の表面が叩かれて締まる |
| 30〜50mm未満 | 激しい雨。バケツをひっくり返したように降る。道路が川のようになる | 排水が追いつかず土が流れ出す。排水口に土が溜まり始める |
| 50〜80mm未満 | 非常に激しい雨。滝のように降る(ゴーゴーと降り続く)。傘は全く役に立たなくなる | ベランダに水が溜まる。根が水に浸かる時間が長くなり、根傷みや根腐れにつながる |
| 80mm以上 | 猛烈な雨。息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感ずる | プランターの被害を考える場面ではありません。自分の身の安全と、自治体の避難情報を優先してください |
対策そのものは単純です。受け皿の水を捨てておく、排水穴がふさがっていないか確認する、ベランダの排水口のゴミを取り除く。この3つだけで、雨側の被害はかなり減らせます。とくに3つめは、自分の野菜のためというより階下への浸水を防ぐための作業です。前日のチェックリストに必ず入れてください。
もうひとつ、雨が続いたあとに出やすいのが病気です。葉が濡れたまま長時間置かれ、風で傷がついた状態は、病原菌にとって好条件になります。農林水産省も事後対策として「折れた茎葉の除去、適切な薬剤散布等により、病害の発生抑制に努めましょう」としています。家庭菜園では薬剤の前に、風通しを回復させること(傷んだ葉を取り除き、株を立て起こす)が第一歩です。
やりがちだけれど、逆効果になること
台風対策は「何かをした」という実感が得やすいぶん、やった気になって危険を増やしているケースがあります。
❌台風が来てから、慌ててベランダに出て作業する
⭕前日の明るいうちに終える。平均風速20m/sを超えると飛来物で負傷するおそれがあり、当日の屋外作業は危険。当日は窓を閉めて何もしない
❌プランターを壁際に「立てたまま」きれいに並べる
⭕高さを下げるほうが効く。背の高い株は思い切って寝かせる。倒れて折れるより、自分で寝かせたほうが被害は小さい
❌防風ネットを1枚だけ、ゆるく張って安心する
⭕面で風を受けて資材ごと飛ぶ。しっかり固定できないなら張らない。移動を優先する
❌支柱を1本足して「補強した」ことにする
⭕支柱と株の結束を確認する。支柱が立っていても株が固定されていなければ折れる。農水省も「支柱等の点検・補強」と「茎や枝の固定」を並べている
❌台風が過ぎた直後に、元気づけようとして肥料をやる
⭕まず立て起こしと、傷んだ葉の除去。根が傷んでいるところに肥料を入れても吸えず、かえって負担になる。回復を確認してから
❌受け皿に水を溜めたまま台風を迎える
⭕受け皿の水は捨てておく。豪雨で溢れて過湿になるうえ、受け皿ごと滑って動く原因にもなる
台風が過ぎたあとにやること
順番があります。① 倒れた株を早急に立て起こす → ② 折れた葉や枝を取り除く → ③ 海沿いなら真水で洗い流す。肥料は最後、回復を確認してからです。
台風対策というと事前の話ばかりになりがちですが、その後の数日で結果が変わります。農林水産省は露地野菜・花きの事後対策として「倒伏した株を早急に立て起こし、茎や花穂の曲がりを防止」「折れた茎葉の除去、適切な薬剤散布等により、病害の発生抑制に努めましょう」を挙げています。プランターでも考え方は同じです。
- 1倒れた株を立て起こす。「早急に」がポイントです。倒れたまま数日置くと、茎がその角度で固まってしまい、後から起こしても曲がりが残ります。土が緩んでいるので、株元に土を寄せて支え直します。
- 2折れた葉や枝を取り除く。傷んだ組織はそのままにすると病気の入り口になります。切り口が乾く天気の日に作業するのが理想です。
- 3潮風害の心配があれば、真水で洗い流す。海沿いや強い台風のあとは、葉に塩分が付着していることがあります。農水省は「潮風害を受けた場合には、散水による除塩作業を実施しましょう」としており、事後対策として「葉面の早期洗浄」も挙げています。早いほど効果があります。
- 4排水口をもう一度確認する。通過後に葉やゴミが大量に溜まっていることが多く、次の雨で詰まります。
- 5数日たって新しい葉が動き出してから、追肥を検討する。根が傷んでいる状態では肥料を吸えません。回復のサインを確認してからにします。
台風のあとに葉の色や形がおかしい、しおれが戻らない、といった変化が出たときは、症状から原因を探すで見た目から絞り込めます。強風で葉が傷んだのか、根が傷んだのか、あるいは別の原因なのかで対処が変わります。
台風シーズンを見越した、来季からの備え
その場しのぎで毎回慌てるより、最初から動かせる構成にしておくほうが楽です。プランターのサイズ選びと置き場所の設計が、そのまま台風対策になります。
何度か台風を経験すると分かりますが、いちばんつらいのは「動かせないほど大きく重いプランターに、背の高い野菜を植えてしまった」という状態です。こうなると打つ手が限られ、毎回祈るしかなくなります。来季の計画を立てるときに、次の3点を意識しておくと台風のたびの負担が減ります。
- 一人で持ち上げられるサイズにする。大きな1つより、小さな複数のほうが台風には強い。移動も分割してできます。
- 背の高い野菜は、避難させやすい場所に置く。トマトやきゅうりのように支柱が必要なものほど風を受けます。玄関や室内に近い位置に置いておくと、前日の作業が短時間で済みます。
- 台風シーズンに何を育てているかを、年間の計画で意識する。夏野菜の終わりと台風のピークは重なります。「そろそろ終わり」の株なら、無理に守らず収穫して片づけるのも正解です。
夏野菜を片づけたあとの秋の植え付けについては、秋植え野菜のプランター栽培で、種まきの締め切りから逆算する方法を解説しています。台風で夏野菜が傷んだタイミングは、実は秋の準備を始める合図でもあります。月ごとの作業を通しで確認したいときは植え時・月別作業へ。
よくある質問
台風の前に水やりをして土を重くしたほうがいいですか?▾
乾いて軽くなっているより重いほうが動きにくいのは確かですが、優先順位としては高くありません。移動できるなら移動が最も確実で、水やりは代わりにはなりません。むしろ台風では豪雨がセットになるため、過湿のほうが問題になりやすい状況です。受け皿の水は必ず捨てておいてください。溢れて過湿になるうえ、受け皿ごと滑って動く原因にもなります。
プランターを室内に入れると虫が心配です。どうすればいいですか?▾
玄関や浴室など、汚れても問題のない場所を使うのが現実的です。新聞紙やレジャーシートを敷いてから置くと土の散らばりを防げます。どうしても入れられない場合は、風下の壁際に寄せて高さを下げ、複数を隙間なく並べて支え合わせます。それでも室内に入れるほどの確実性はないので、風速が大きい予報のときは多少の汚れを許容したほうが結果的に損が小さくなります。
支柱を立てている野菜は、支柱ごと倒したほうがいいですか?▾
風速が大きい予報なら有効な判断です。立ったまま折れるより、自分で寝かせたほうが被害は小さく済みます。寝かせるときは、株が折れないよう支柱ごとゆっくり傾け、下に緩衝になるものを敷きます。ただし実がついている場合は傷むので、その前に収穫できるものは収穫しておくのが前提です。農林水産省も事前対策として「収穫可能な果実や切り花などは早めに収穫しましょう」を挙げています。
予報の風速はどこで確認すればいいですか?▾
気象庁のウェブサイトで、地域ごとの風速の予報と台風の進路予報が公開されています。見るべきは平均風速の数字と、自分の地域が強風域(15m/s以上)や暴風域(25m/s以上)に入るかどうかです。ただし気象庁自身が「風速は地形や周りの建物などに影響されるので、その場所での風速は近くにある観測所の値と大きく異なることがある」と注記しているため、高層階やビル風の通り道では1段階厳しく見積もってください。
台風で葉がボロボロになりました。抜いてしまったほうがいいですか?▾
すぐに判断しないでください。生長点(茎の先端の新しい葉が出る部分)が無事なら、そこから回復することがあります。まずは倒れていれば立て起こし、折れた葉や枝を取り除いて様子を見ます。数日〜1週間ほどで新しい葉が動き出すかどうかが判断材料です。新芽がまったく動かず、茎が変色して柔らかくなっている場合は回復が難しいので、そのタイミングで片づけて次の作付けに切り替えます。
参考・出典
- ・気象庁|風の強さと吹き方(風速の階級と、そのとき起きること・注記)
- ・気象庁|風の強さと吹き方(PDF版・階級表の原典)
- ・気象庁|台風の大きさと強さ(強風域15m/s以上・暴風域25m/s以上の定義)
- ・気象庁|雨の強さと降り方(1時間雨量の階級と、そのときの様子)
- ・農林水産省|露地野菜・花きの排水・倒伏対策(事前対策・事後対策)
- ・農林水産省|被害防止等に向けた技術指導
病害虫の防除に農薬を使う場合は、その作物への登録がある薬剤を、ラベルに記載された希釈倍数・使用時期・使用回数の範囲で使ってください。 栽培環境(地域・天候・品種・容器の大きさ)によって症状の出方は変わります。判断に迷う場合は、お住まいの都道府県の病害虫防除所や普及指導センターにご相談ください。
次に読む
プランター野菜の冬の防寒対策
同じく気象の数値で決める記事。冬は風ではなく気温で判断します。
狭いベランダの菜園
棚で高さを上げると日照は増えますが、風の影響も増えます。
ベランダ菜園に必要なものリスト
最初に買う5点と、買う前に確認する避難経路・排水溝・重さの3つ。
支柱の選び方
プランターは支柱が無事でも容器ごと倒れます。倒れない形の選び方。
鉢底石はいらない?
大雨のあとの水はけ。プランターは浮かせるだけで排水が変わります。
ミニトマトの実が割れる原因
夕立や豪雨のあとに割れるのは典型的な裂果。予防のしかたを解説。
秋植え野菜のプランター栽培
夏野菜を片づけたあとの秋。種まきの締め切りから選ぶ育てやすい野菜。
環境別の育て方
ベランダの日当たり・風・スペースの条件から考える。
道具・資材の選び方
プランター・培養土・肥料・防虫ネットの選び方を比較。
症状から探す
葉・茎・実・株全体の見た目から、原因と対処をたどれます。
